しくみずむ

様々な分野の身近な小さなことから、大規模なことまで、仕組み、原理についてつづっていきます。みなさんの知的好奇心をくすぐっていきます。

自分に嘘をつかなくなったら、自分のことを理解できるようになった話

はじめに

皆さんは日常いきている中で、息苦しいなと思ったことはありませんか?私は高校の時まで友達といる時には全体の空気を何よりも重んじて自分を押し殺す生活をしていました。ものすごく生きづらかったです。そんな私が大学生になり、周りに流されず自分に嘘をつかなくなったら前より自分を理解できるようになったよ、ということを述べていきます。

 

最近感じること

最近すごく社会全体として問われているように思うのが「自分は何がしたいのか」「なんのために生きているのか」です。いわゆる私たち「ミレニアム世代」や尾原さんの『モチベーション革命』の中で言われている「乾いた世代」にとっては、地位や富を築くことではなく、自分らしく生きていきたい、自分がやりたいこと、好きなことを追求していきたいということを大事にする傾向があります。そのため、上記の問いは非常に大事であると言えます。

ただ実際には「そもそも自分がやりたいことってなんだっけ」とか「好きなこと、やりたいことってなんだっけ」という問いに答えられずつまづいている人が周りを見ていてすごく多い気がしています。

どうしてわからないのか

では、どうしてそのような問いに答えることができないのでしょうか。もちろんまだまだ経験の浅い大学生までの自分にそのような問いに明確に答えることはそもそも難しいでしょう。

ただ、少なくとも「自分に嘘をついている人に自分のことを理解できるわけがない」のではないでしょうか。自分のやりたいことを抑え込んで、社会や周りの求めるものを優先させてしまっている人が、いざ自分の好きなことを見つけようと思っても、何が好きなのかわからないのは無理もないでしょう。やっていないのだから。

自分が何を大切にしているのか、何が好きなのかということは、日々自分に嘘をつかず、押さえ込まず、正直にいることから理解できるようになって行くのではないでしょうか。

私が大切にしてほしい2つのこと

ここで私が言いたいことは二つあります。それは、
①様々な場面で感じる自分の内面から発せられた感情や欲求を大事にすること
②自分に嘘をつかず、それらの気持ちを抑えつけないこと
です。

①感情や欲求を大事にする

人間は日々色々な場面に遭遇して、その度に感情が動きます。感情が動くということは、意識的であれ無意識的にであれ、自分にとって何か意味があるという証拠です。その際に、ぜひ「なぜ自分は今このような感情を持ったのだろう」と問うてみてください。この問いが、自分への理解の第一歩だと思っています。

②自分に嘘をつかず、受け入れる

次に、その生まれた感情、欲求を無理に抑えつけないことです。自分がちょっとでも面白そうだな、楽しそうだな、と思ったことに対しては、常に肯定的な気持ちを持って、受け入れ、なんらかの行動に移してみてください。そうすることで、少しずつ自分独自の好みの傾向が、自分自身でわかってくるはずです。

最後に

人は誰でも知りたいという好奇心や、やってみたいという欲求があります。しかし、小さい頃からあれはだめだこれはだめだとその欲求を周りから否定されたり、周りに合わせるために自分自身で否定したりしてきて、その欲求の源泉が見えづらくなっている人が多いのではないかと思います。これからますます余暇の時間が増え、自分自身で自分自身を楽しませる「責任」が生まれてきます。正直自分がどうすれば楽しくなるのかということがわからない人にとって、これからの人生はかなり退屈で、つまらない物になっていってしまうのではないかと思います。

自分に嘘をつかず、自分を楽しませるような環境に身を置いたり、自ら創り出すことができる。そんな人がたくさんいるような社会を願っているし、創って生きたいと思います。